久しぶりに懐かし工程に立った日、不思議な時間が流れていました。

帰省したある日のことでした。栴檀の花、栴檀の木、これらを懐かしく思い起こしました。幼い日を過ごした小学校に行ってみました。校庭は少しも変わっていないように感じられました。休日でしたので誰ひとり人の姿は見られませんでした。校庭を歩いてみました。栴檀の花の落ちる季節、大きな木の下に栴檀の花が木を取り巻くかのようにたくさん落ちていました。いい香りが漂っていました。香りは私の記憶を呼び起こしました。幼馴染たちの歓声が聞こえてくるようでした。遥か昔の、土曜の書道教室帰りの時間までよみがえるようでした。一人の同級生の顔が浮かんで来ました。彼はいつも不思議なことを皆に教えました。傑作は一ケ月すべて休みの、赤い文字ばかりの日めくりの作り方でした。栴檀の花の香りがそれらの記憶を呼び起こしたのでしょうか。静かな校庭には不思議な時間が流れていました。感じるのですが、時間は不思議なことに記憶を呼び覚ますのではないかという思いになるのです。これからもそうなのかもしれません。http://www.sandlerltd.co/